MIZUMA ART GALLERY


トップ › 展覧会・イベント › こたつ派 会田 誠・大塚 聡・ 坂口博紀・ 山口 晃展

EXHIBITION ⁄ 展覧会・イベント

1997/06/19 - 1997/07/12
こたつ派 会田 誠・大塚 聡・ 坂口博紀・ 山口 晃展

今展は、絵画を中心とした若手美術作家4人展で、会田が紹介する他3名の作家は全員いわば「無名の新人」たちであります。

今回のタイトルである「こたつ派」とは、会田が今展の為に命名した、架空の美術ムーブメントの名称です。この言葉は良くも悪くも美術の新しい流派が創出できない現代を逆照射しているといえます。
「ふとん」や「ちゃぶ台」等と共に、昔から狭い日本家屋の空間を有効に使うために、日本人独自の生活の知恵で発明され愛用されてきた「こたつ」。

冬は机に布団をかけ、夏は布団をはずし普通のテーブルとして使い回して活用される、この柔軟性のある活用法で、「こたつ」は長らく日本人の生活にとけこんできました。
今展の「こたつ」は「欧米の規範への恭順を強いる現代美術」と、その対極にある「不自然な伝統回帰」双方への違和感の象徴として使われます。それは生活と創作が乖離しない、こたつのような自然体な創作態度にしか文化の成熟は望めないという、会田の確信がこめられています。個性的な空間構成と、まさに「こたつ」的(?)な4人の作家によって、強烈な展覧会となりました。

  • 会場風景
会場では、こたつを人間が四方から囲むように正方形の会場を四名の作品が囲みました。
日本家屋では冬、こたつのある部屋は皆の集まるコミュニケーションの場所でありました。
今展が新しいコミュニケーションづくりの場になれば幸いに存じます。
夏にこたつー? 日々暑くなるこの時期に一見ミスマッチでコテコテな展示でより暑苦しさを皆様に感じていただけたでしょうか。青山のどまんなかに存在するアートギャラリーにて"畳にこたつ"。一種異様な雰囲気をかもしだしながらも、一度入場してしまえばついついくつろいでしまうという魅力を持った、不思議な空間となりました。

  • 会場入り口
  • 会場風景